更年期にけるエクオール摂取の効果
2020年09月29日 07:17
更年期になると、女性ホルモン(エストロゲン)の低下と共に様々な不調があらわれます。
エクオールには、マイルドなエストロゲン様作用があり、これの摂取によりこうした不調への効果が確認されております。
■ホットフラッシュが改善
ホットフラッシュとは、顔や胸元などがいきなりカーッと熱くなり、ほおが赤くなったり大量の汗をかく症状で、更年期症状の初期の代表的な症状の一つです。
ホットフラッシュのあるエクオールが作れない女性に、1日1回以上、12週間エクオールを摂取したところ、ホットフラッシュの回数が明らかに減ったという結果が出ています。
■首こりお肩こりが軽減
更年期には首や肩のこりも出やすくなります。これは、エストロゲンの減少によって血流が滞るためと考えられており、さらに、頭痛や倦怠感に悩まされる人も少なくありません。
こうした、肩こりや首こりのある人が、エクオールを12週間摂り続けたところ、首や肩のこりの程度の軽減が認められております。
■肌のシワが改善
エストロゲンは、肌の弾力を司るコラーゲンやエラスチンなどの生成に関わる美肌ホルモンと考えられており、これが、減少することで肌はハリを失いやすく、肌老化は加速します。
エクオールを12週間摂取したところ、シワが改善したという結果が出ています。
■骨密度の減少を抑制
エストロゲンの急激な減少は、骨密度にも影響を与え、関節痛や骨折リスクを増加させます。
約1年間、エクオールを摂取することで、骨密度の減少が約半分に抑えられたという結果が出ています。
■悪玉コレステロールが減少
更年期に入ると、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)値が高くなる女性は少なくありません。
エストロゲンは、肝臓で悪玉コレステロールの代謝を促進する、すなわち、悪玉コレステロールを低下させる働きがあります。
12週間、エクオールを摂取したところ、脂質代謝の改善が認められております。
■糖代謝を改善
更年期にエストロゲンが減少すると、メタボリック症候群(メタボ)にもなりやすくなります。メタボは、糖尿病などの生活習慣病と密接に関連します。
12週間、エクオールを摂取したところ糖代謝の改善が認められております。
■血管機能を改善
元々、身体の中にあるエストロゲンには、血管をしなやかに保つ働きがあり、動脈硬化の予防が期待されます。
12週間、エクオールを摂取したところ、明らかな血管機能の改善が確認されております。